理事AKIさんの著書『クリエイティブファシリテーション』出版  体感読み深め会を開催

開催概要

2026年1月19日(月)、iU組織研究機構では、理事のAKI(野口正明)氏の著書『クリエイティブファシリテーション「厄介な問題」をズバッと解決する会議のコツ28』 https://www.amazon.co.jp/dp/4800593840 の出版を記念した、機構での体感読み深め会を開催いたしました。

本会は、当機構に参画する多様な専門家が集い、クリエイティブ・ファシリテーション(CF)という概念を実際に体感しながら議論を深める場として企画されました。

書籍について

本書は、「未知なる価値」を「未知なるまま」に、いかに掘り起こして可能性を現実化するか——この難題に対し、28の典型的な場面に類型化した「パターン・ランゲージ」として体系化したものです。ビジネス実務における会議・ファシリテーションの場面で活用できる具体的な解説を提供しながらも、創造性そのものをどう言語化するかという思想的な挑戦でもあります。

独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)の藤村博之理事長からも、「実践的でとても良い」との評価をいただき、日本最大の労働関係資料を所蔵するJILPT労働図書館に収蔵されることとなりました。

体感読み深め会で議論された内容

本会では、通常の読書会とは異なるアプローチを採用しました。共感ポイントを語り合うのではなく、あえて「引っかかったところ」「モヤっとしたところ」を共有することで、各参加者の視点の違いや、それが場に生む作用を体感する設計としました。

「プロセス」の価値について: 効率やKPIといった「劇薬的な解決策」を求める傾向が強まる中、結果だけでなくそこに至るプロセスにこそ価値があるという議論が交わされました。遠回りに見える対話や「モヤモヤした時間」が、組織や人の変容に必要な時間であるという認識が共有されました。

パターン・ランゲージの活用方法について: 28のパターンを「チェックリスト」として機械的に当てはめるのではなく、自分の中に内在化させていく「器」として育てていく視点が提示されました。曖昧なものを曖昧なまま受け止める「ネガティブ・ケイパビリティ」の重要性も議論されました。

「思想」としてのCFについて: 本書は単なるハウツーではなく、定義しすぎない象徴(パターン)を媒介にして場の意味を深めるという「思想」を提示しているという見解が示されました。象徴体系を使って変容を生み出すという古くからの知恵に通じるものであり、今回の議論自体がCFのプロセスを辿っていたという気づきも得られました。

今後の展開

iU組織研究機構は、最大限の創造性をもって雇用システムや、雇用系の制度から法令政策、DXやAIの活用方法までをイノベーティブに実務探求し、提案していくという活動を行っています。

クリエイティブ・ファシリテーションの考え方は、この活動の基軸となる重要な知見であり、今後もAKI氏をはじめとする多様な専門家との連携のもと、発信・実践を強化してまいります。

著者AKI氏による関連セミナーも継続的に開催されており、マーケティング専門家との共同セミナーなど、CFの実践的活用を広げる取り組みが進行中です。

書籍情報

『クリエイティブファシリテーション 「厄介な問題」をズバッと解決する会議のコツ28』
https://www.amazon.co.jp/dp/4800593840

著者:AKI(野口正明)
iU組織研究機構 理事

投稿者プロフィール

松井勇策
雇用系シンクタンク (一社)iU組織研究機構 代表理事
情報経営イノベーション専門職大学 客員教授(専門:人的資本・雇用政策)
社労士・公認心理師・AIジェネラリスト/WEBフロントエンジニア。現代の「働き方」の先端的な動きや、最新の組織技術の人的資本経営等の専門家。多くの企業へのコンサルティングやセミナー等を行う。日本テレビ「スッキリ」雇用コメンテーター出演経験、著書「現代の人事の最新課題」他、寄稿多数。株式会社リクルート出身、採用/組織人事コンサルティング、のち東証一部上場時の事業部の内部統制監査責任者を歴任。